経済学研究科の沿革

経済学研究科の創設

大阪府立大学大学院経済学研究科は、昭和34年4月に経済学専攻の研究科として開設され、当初、修士課程(現在の博士前期課程)7コース、博士課程(現在の博士後期課程)6コースから発足しました。そして日本社会の、多様化、国際化、情報化に伴い、大学における経済学の研究教育体制も再編拡充を求められてきたのに応じて、本研究科でも博士前期課程及び博士後期課程のコース編成の変更・拡充を行ってきました。平成28年度からは、コースの垣根を取り払い、より柔軟な科目履修が可能になるよう改革を進めております。

社会人特別選抜制度の創設

生涯教育等の社会の要請に応えるため、博士前期課程は平成6年度から、博士後期課程は平成8年度から、一般選抜制度と並んで社会人特別選抜制度を設けて、博士前期課程、博士後期課程ともに、なかもずキャンパスにおいて、社会人学生を受け入れてきました。このことにより、高度の専門的知識を修得する必要性を実感している社会人に門戸を開放し、大学と社会との交流、大学院の活性化を図り、現在に至っています。

博士前期課程サテライト教室

平成13年4月には他校に先駆け、難波にサテライト教室を開設し、社会人を対象に平日夜間及び土曜日に授業を開始いたしました。これにより社会人の皆様が、働きながら2年間の標準修業年限で修士の学位が習得できる環境を整えました。さらに平成17年4月からは、「戦略経営・法務」学習プログラムの修了生には経営学修士(MBA)が授与されるようになり、 現在までに多くの修了生を送り出しております。

観光・地域創造専攻の創設

平成25年4月には、西日本ではじめてとなる博士後期課程観光・地域創造分野を伴った博士前期課程観光・地域創造専攻を開設し、I-siteなんばにおいて社会人を対象とした授業を開始いたしました。博士前期課程観光・地域創造専攻修了者には、修士(学術)が授与され、「地域文化プロデュース」という核概念のもとに、 地域創造のための実践的学知を体系的に修めた、地域経済の開拓や発展に取り組める「地域牽引型イノベーター」としての活躍が期待されています。